埼玉県本庄市 カバー工法で屋根リフォーム 役物板金取り付け
横暖ルーフの役物板金設置について
こんにちは!
今回は「横暖ルーフ」の施工現場から、役物板金の設置作業についてご紹介します。屋根リフォームの際に重要な“仕上がりの決め手”ともいえる役物板金。普段なかなか目にする機会がない部分ですが、雨仕舞や美観を左右する重要な工程です。
そもそも「役物板金」とは?
役物(やくもの)とは、屋根の端部や継ぎ目など、本体材では対応しきれない複雑な部位に取り付ける板金部材のことです。具体的には以下のような種類があります。
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棟包み板金(屋根の頂上部)
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ケラバ板金(屋根の側面部)
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軒先水切り(軒先の雨水対策)
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谷板金(屋根の谷部分に入る雨水処理用)
横暖ルーフのような金属屋根材は、これら役物との一体感や施工精度が特に求められます。
【施工手順】横暖ルーフの役物板金設置
ここでは、実際の現場での役物設置の流れをご紹介します。
① ルーフィング施工の確認
まず、下葺き材(ルーフィング)が正しく施工されているかを確認します。
② ケラバ・軒先水切りの設置
次に、屋根の端部となるケラバや軒先に板金を設置。まっすぐ美しく仕上げるには、端部は特に風雨にさらされやすいため、固定もしっかり行います。
③ 谷板金の取り付け
谷部分がある場合は、防水性能を高めるための谷板金を先行して取り付けます。重ね代や勾配、水の流れを意識しながら施工することで、雨漏りを防ぎます。
④ 棟板金の取り付け
最後に、屋根の頂点部分に棟包み板金を施工します。貫板を取り付け、そこに板金を被せてビス止め。強風による飛散防止のため、コーキングやシーリング処理もしっかり行います。
美観と耐久性の両立がカギ
役物板金は、屋根の美しさを引き立てる「額縁」のような存在。施工の丁寧さ次第で、全体の仕上がりの印象が大きく変わります。また、正しく施工することで雨漏りやサビの防止にもつながります。
まとめ:プロの技が光る、役物板金
横暖ルーフは軽量・高耐久な屋根材ですが、その性能を最大限に引き出すには役物板金の正確な施工が不可欠です。私たちは、ひとつひとつの役物にも細心の注意を払って、長く安心して暮らせる屋根づくりを行っています。
屋根のリフォームをご検討中の方、ぜひ施工の細部にもこだわってみてはいかがでしょうか?
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2025年5月20日 投稿者:小口
