群馬県前橋市 雹被害 瓦割れの現地調査
群馬県前橋市で雹の被害により瓦が割れてしまったとのお問い合わせをいただき現地の方へ調査へ伺わさせていただきました。
現地調査の目的としましては割れてしまっている瓦の種類、色、枚数、廃盤の製品か既製の製品かなどの確認です。
割れてしまっている瓦は桟瓦が6枚と左ケラバの袖瓦が4枚です。桟瓦というのは屋根面に葺いてある瓦です。平瓦なんて言い方もします。袖瓦は切妻屋根のケラバ部分に使用される役物瓦です。右と左で形が異なるので間違えると大変です。屋根を水下から水上に見上げて見た時の左右が役物の左右です。水上から水下に屋根を見下した場合は左右が逆になります。
こちらのお宅で使用されている瓦は三州 S形瓦です。瓦には裏にメーカーと種類の刻印がありますのであまりにも古い瓦でなければ材料の確認ができます。また建築時の図面があればそちらの仕上げ表などにも屋根材の種類が記載されています。
投稿者小口 2023年7月25日