群馬県高崎市で訪問販売による屋根調査?真偽を確かめます!
群馬県高崎市で屋根の調査をおこないました。
屋根調査に至ったキッカケが、「訪問販売で一度契約しそうになってしまった」からです。
訪問販売がすべて悪いわけではありませんが、見せてもらった見積書が弊社で同じ工事をした場合の3~4倍近くでした。しかも、あまりオススメとは言えない工事内容です。
実際にその工事がホントに正しいのかどうか、現地調査していきたいと思います!
■棟瓦の詰め直し工事?
まず、見積り書の内容にあった「棟の詰め直し工事」です。
同時に熨斗瓦の調整とも書いてありました。
1枚目の写真の漆喰が剥がれている部分を指摘したのでしょう。棟の通りも真っ直ぐだったので、この箇所はこの内容でも問題ないでしょう。
問題はここの棟の部分です。
棟は歪んでいて、熨斗瓦も飛び出しています。こういった部分を調整すると言っているのでしょうが、だったら「棟の積み直し工事」をした方が確実です。
■平瓦のラバーロック工法?
平瓦はいわゆる普通の屋根の部分のことですね。
この平瓦をラバーロックで固定してしまおう。ということです。
オススメできません。
ラバーロックは瓦をコーキングで固定してしまうので、ズレることはまずないですが、メンテナンスをするとき余計な費用がかかってしまいます。もうメンテナンスするつもりがない!という人には適切な工事となりますね。
お施主様はこの住宅でまだまだ長く住まわれる予定なので、やめておいた方が良いでしょう。
■屋根葺き直し工事が必要!
屋根に上って、他に気付いたことがありました。
この谷板金の部分です。前回住んでいた方が補修したような形跡がありました。
この下はルーフィングという防水シートになっており、築年数から考えて破れている可能性があります。
棟の工事の前にここを第一優先でするべき工事ですね!
御見積書をさっそく作って、訪問販売業者の御見積書と見比べていただければと思います!
記事投稿者:篠原 2023/1/28