富岡市で貫板と棟板金を取り付けて葺き替え工事完了
棟板金の取り付け作業の紹介です。
富岡市で葺き替え工事として今までやってきましたが、残すところは棟板金工事のみという最終段階です。
ここまで丁寧にしっかりとやってこれたので、足場が解体される最後の最後まできっちりとやっていきます。
まず下地として貫板(ぬきいた)を張ります。
【貫板】とは日本を代表する木材の一つで、節付きで丸みの無い物を特一、特一等(特等)とも言います。丸みのある物を一等と言います。
色々な用途に使えるので日曜大工などで使用する方も多いかと思います。
真物の寸法が長さ1820㎜幅90㎜厚さ13㎜となっていますがこの木材は天然乾燥されているものなので、乾燥による収縮で起こる寸法の安定性が低いです。良く言えば無垢材の特徴でもあります。
ただ、今回は下地材として使用するので全く問題ないのでご安心を。最近では防腐処理された貫板もありますので、昔ほど劣化の進行も早くないですね。
その上に棟板金を被せ固定していく訳ですが、自然災害などで良く被害を受けている箇所でもあるのが棟です。
なので、しっかりとビス留めしておかないと後々、「台風で棟板金が取れちゃった」とか、「大雨で水が隙間から侵入し下地から腐っていきグラグラするようになっちゃった」という事態になりかねません。
お家の一番高い所でもあり一番、雨風を直で受ける部分でもあるので全て丁寧に施工するのはもちろんですが、棟は特に注意して取り付けなければいけません。
また、耐久性の高い樹脂製の貫板もありますので、気になる方はご連絡ください!いくら見た目が良くても、下地がボロボロでは意味がありませんので10~20年の間ぐらいには貫板の交換も含めた「棟板金工事」を検討してみてください!