群馬県伊勢崎市で鉄工所の波板交換(屋根張り替え)工事 -群馬の雨漏り修理、屋根工事、屋根修理、屋根カバー工法、葺き替え、棟板金など外装リフォーム専門 藤岡市、高崎、前橋、他群馬全域、埼玉県北対応

工事のきっかけ

機械を搬入するのに一度屋根材を剥がさないといけないので、せっかくなので張り替える事になりました。


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鉄工所全景

 

伊勢崎市にある鉄工所の波板交換工事(屋根張り替え)をします。まずは、既存の【石綿(アスベスト)含有スレート波板】を撤去します。石綿(アスベスト)含有スレート波板とは、大きな工場や今回のような鉄工所の屋根に良く使用されている建材で、現在では無くなりましたが、スレート波板には2004年までアスベストが含まれていたので、それ以前に建てられた工場や鉄工所の工事をする際は、一度専門家に見てもらうようにしてください。

 

石綿含有スレート波板

 

この倉庫の中に新たに、大きな機械を上から吊って導入するそうで、どうせ剥がすならという事で波板交換でのご依頼をいただきました。

初日は撤去作業のみで後日、機械搬入後にアスベストを含まない新しい波板を張りにきます。鉄工所の方々が通常通り仕事してる中での工事になるので、足場は組めず高所作業車での昇降になり、普段より人や機械が周りに多くあるので、十分に注意しながら作業していきます。

 

ボルト

 

サンダーでボルト切断

 

まずは、石綿含有スレート波板を固定しているボルトをインパクトドライバーで外すのですが、長過ぎてインパクトが入らないので、先にサンダーで少し切っておきます。

 

インパクトでバラシ

 

そして、インパクトでボルトを緩め一枚ずつ剥がしていきます。一枚に対して4本打ってあり、ジョイントの重なりもあるので左からしか剥がせない状況です。けど、面積がそこまである訳でもないので1時間半ほどで撤去作業は終わりました。が、足場が無いという不安と、石綿含有スレート波板自体も古く劣化してるので、鉄骨がある部分を歩くようにはしていましたが、この上を歩くというだけでも少し危険と隣り合わせな状況でした。

 

解体

 

撤去後、入れ替わるようにすぐに機械搬入の為に違う業者さんが作業に取り掛かっていました。今回撤去した石綿含有スレート波板ですが、アスベストはもちろん人体に良くないですし、他の建材に比べるとアスベストを含んでるというだけで処分費まで高く付くのでお財布にも良くない建材です。これからの屋根に使われる事は無いと思いますが、現在そういった屋根材で、もし交換を考えている工場や鉄工所の方がいたら早めにお問い合わせください。

 

樋受け金具取り付け

 

後日、新しい波板の張り付けにきました。世間はGWの真っ只中です。波板を張る前にまずは、既存と同じように波板雨樋樋受け金具を先に取り付けておきます。波板の重なりを計算し樋受け金具の位置を決め、インパクトドライバーで穴を空け、ボルトナットで上下から固定します。

 

ポリカーボネート波板張り

 

そしたら高所作業車ポリカ波板を積み、端から張っていきます。重量制限もあるので4枚づつ運び、鉄骨ビスが付いてる頭が8㎜金具で締めていきます。

 

ケラバ板金

 

一番端の一列を張り終えたら、予め加工しておいたケラバ板金を取り付けます。L型になっているので、側面からの雨水の侵入を防げるようになってます。

 

棟板金

 

3.4枚ほど張っていったら棟板金も同時に進めていきます。片流れ屋根なので、片棟と呼びます。ケラバ片棟板金鉄骨ビス下地に留めています。

 

軒先

 

先に付けておいた軒先樋受け金具もしっかり勾配がとれて、均等なピッチで配置されているので寸法に狂いがなく良かったです。

 

接着剤

 

止め

 

あまり波板を張り進めてしまうと後々、軒樋の取り付けに苦労するので、この辺で1本だけ付ける段取りをしておきます。雨樋用の速乾接着剤軒樋の端に止めを固定します。

 

軒樋

 

そしたら軒樋を流し、樋受け金具で包み込むようにガッチリと固定します。足場がなく、ポリカ波板は強く踏むと凹む事もあり、とても不安定なので足元には十分に注意して行います。

 

ケラバ板金取り付け中

 

ひたすら、高所作業車に材料積んで乗って~波板張って~降りて~を繰り返し、残り2枚のとこまできたら先に端っこを張り、またケラバ板金を取り付けます。

 

片棟

 

出隅の2箇所は棟板金重箱を作り、雨が入らないようになってるので中での作業も安心です。

 

ポリカ波板貼り付け中

 

最後の一枚は波板に乗らないと張れないので、波板の上に足場板を流し、波板が割れないようにしました。ジョイントの重なりですが、横方向は山2つ分、縦は300㎜以上とり、一枚に対して縦3つ横3つの、計9つビスを打っていますので、風で飛ばされる心配もないです。

 

完工

 

日も暮れてきましたが、最後に軒樋の残り1本取り付けて、石綿(アスベスト)含有スレート波板からポリカ波板への波板交換工事は完了になります。張り替え作業は想定より時間がかかってしまいましたが無事、綺麗になって良かったです。

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